オートガイドをするようになってから、極軸合わせの精度が気になりだした。PoleMasterを買えばよいのだろうけど、3万円近いのでちょっと手が出ない…
そこでネットで色々情報を探したところ、自作して、SharpCapProを利用して極軸合わせをしている人を見つけた。
早速、下記のようなものを揃えた。極軸望遠鏡のパーツだけなら1万2千円くらいで済むが、穴あけ用のドリルや1個だけあれば良いけど複数でしか売ってないものもあるので、実際はもう少し費用がかかる。それでもPoleMasterよりは安いですが。
・Pixco CCTV 5mm Cマウントレンズ-CSマウントカメラマウントアダプター
・Cマウントレンズ 25mm
・ELP 130万画素 Web カメラ CMOS AR0130 センサー 0.01Lux 低照度 USBカメラ
・C-CSマウントレンズホルダー
・タカチ プラスチックケース TW5-3-5B
・M2x10ネジ
・グロメット
・ロータリーヤスリ
・ステップドリル
工作が必要なのは穴あけだけなのでドリルとか持っていれば自分でもできます。あとはドライバとかでネジ止めするだけ。
AR0130のチップのサイズは1/3インチなのでフルサイズ換算すると、25mmのレンズで約180mm相当になる。SharpCapの極軸アライメント機能は視野角5度程度でおさまらないとうまく機能しないらしいが、果たして問題ないだろうか。まだテストはできていない。SharpCapの説明では焦点距離200mm程度でよいとの記載があるみたいだが。←私は未確認。
途中、ハマったのはC-CSマウントレンズホルダーにレンズをつけたら何故かレンズの無限遠どころか0.2mあたりの位置でピントがあってしまった事。はじめは中華レンズの不良?とか思ったけど、調べてみると、どうやらCマウントとCSマウントはマウントのサイズは一緒だけど焦点が合うCCDまでの距離がCSマウントの方が5mm短い。
その為、延長筒が必要だった。それが、「Pixco CCTV 5mm Cマウントレンズ-CSマウントカメラマウントアダプター」です。
SharpCapの極軸アライメント機能は有料のPro版しかなく、しかも年間約1600円(昔は永久ライセンスとかあったらしい)なので、延々と使えばPoleMasterの方が安上がりになる可能性もある。ここは難しいところだ。ただ、複数の赤道儀がある場合で極軸望遠鏡をつけっぱなしにするのであれば、確実に自作の方が安上がりになる。
近いうちに極軸アライメント機能の結果報告をしたいと思います。